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DOUBLE First Tour "LIVE VISION" - 2002.12.5 -

★★★★ DOUBLE First Tour "LIVE VISION" REPORT ★★★★

       〜 12月5日(木) 東 京 SHIBUYA-AX 〜 Text By Uzi


 今日の東京は薄手のジャケットでも十分だった。仕事を早めに切り上げ原宿駅に着いたのは18時過ぎ。そこから歩いて会場に向かった。意外にも同じ目的地を目指す人は少なかったけどSHIBUYA-AX前は沢山の人達で賑わっていた。こういうイベントならではの光景だけど、こうしてお洒落に着飾った人達を眺めるのも楽しなって思う。早速中に入るとフロントではグッズやパンフレット、Tシャツが売られていた。その左右のある入り口から中を覗くともう後ろまでいっぱいだった。その天井には七色に変化するライトが、まるでこれから始まるステージへの期待をあおるようにゆっくりと瞬いていた。

 時刻は7時を少し過ぎた頃、会場の明かりが消えた。そして開演の瞬間、ドーンという轟音が鳴り響き、それを合図に演奏が始まった。七色に変化するライトが今度は回転しながらステージに下ろされているスクリーンに注がれた。するとそこに踊る2人のシルエット映し出された。歓声の中、やがてそのシルエットが3人になり会場の興奮は更に大きくなった。そして高まる歓声の中TAKAKOさんが英語でステージのオープニングを告げた。

1.You Got Get
さっと白いスクリーンが落とされ、ステージが現れた。TAKAKOさんは洒落た白いハットと純白のダブルのスーツに身を包みマイクを握っている。その左右に黒のハットとスーツで決めたCRiB。この曲もオープニングに相応しくダンサブルで軽快なステージはとても決まっていた。
前回までのクラブツアーまでとは趣を変え、生バンドを従え見たステージは目も音も凄い。雛壇になってるステージは、上手にベース、キーボード、パーカッション。そして中央にはDJブースが鎮座している。下手には、もうひとつのキーボードとコーラスが2名。
曲が終わっ瞬間、後ろ向きでポーズを決め舞台後方からの強い照明で3人はシルエットになった。この演出はカッコ良かった。

2.Don't Rush
そして2曲目。この曲の特徴というか、あの早口の英語の歌詞のところで舞台上のライトがそれに合わせて細かく瞬いた。曲ののスピード感がアップして増してGOOD!「みんないっしょに!」TAKAKOさんの掛け声で「Don't you rush」は会場と熱唱した。歌の部分が終わってもクールなダンスは続き最後は再び3人はポーズを決めシルエットになった。

2曲続けたところで今日最初のMC。「こんばんは!みんな元気?」会場から元気いっぱいの歓声が答えた。「ようこそDOUBLEツアーDOUBLE VISIONへ。今夜も短い時間だけどみんな盛り上がってね!」いつものことだけど、TAKAKOさんのMCは曲の雰囲気とはギャップを感じるけどそれがなんとも可愛らしいなって思う。

3.Should Have Tried feat.Heatsdales
歌い出しに続いてHeatsdalesが登場してきた。黒の上下にJEWELSは黒いハット、そしてRUMは白いハットを被っている。DOUBLEの流れるような歌声とHeatsdalesの弾けんばかりのラップが絡んでもう最高。中盤ではTAKAKOさんはハットを脱ぎ、左右にHeatsdales、その後ろでCRiBが踊り、恐らくライブでしか見れないこのスーパースター3組が競演するステージはまさに見ものだった。最後はJEWELS&RUMは「DOUBLE」を連呼して盛り上げた。
「Heatsdalesでした」曲が終わるとTAKAKOさんの紹介を受け、声援の中彼女らは退場した。

4.U
この曲でTAKAKOさんは上着を脱ぎで少しだけサービス。胸の谷間が覗く黒いセクシーなベストになった。そしてCRiBはシルバーのベストとブレスレットにチョーカーでセクシーなこの曲を演出した。
以前のステージでもそうだったけど、ライブのUは音もリズムも迫力があって個人的に凄く好きだ。TAKAKOさんのフェイクと共にサウンドも一段と映えている。

5.HUNDLE
この曲はFOHの登場を期待したファンには残念だったかも知れませんが、コーラスと素晴らしいDJのプレイで決められたHUNDLEもなかなか。そう言えば、アルバムの最後にシークレットトラックとでも言うかFOHが参加してないヴァージョンもあった。DJ KENTAROのスクラッチとTAKAKOさんのヴォーカルが互いに絡んでなんともカッコ良いステージだった。華やかなこの曲に合わせ後半ではCRiBが大きく左右に手を振り会場もそれに答えた。

HUNDLEが終わるとここで3人は退場しステージにはバンドメンバーだけが残った。明かりも半分落とされバンドの演奏が行われた。ゆったりとした曲に合わせ、バンドの男性メンバーによるムードたっぷりなスキャットと照明による演出も行われクールダウンのひと時が流れた。

6.Strange Things
バンドの演奏に続いてそのままStrange Thingsのイントロが流れる。見るとステージ後方の高い所、上手よりTAKAKOさんが登場。歌いながら甘い足取りで下手へ進み、そのまま舞台中央へ歩いて行った。今度はオリエンタルっぽいような衣装。紫とピンクに近い薄い紫色の衣装で下は左右が大きく開き何本もの細いチェーンで止められた幅の広い黒のパンツ。背中からは薄い紫の帯が伸び左右の手首にはめたシルバーのブレスレットに通されていた。今まで見たこと無いデザインの衣装を纏ったTAKAKOさんの印象は、上手く言えないけどまるで紫色の天女のようとでもいう感じがした。

Strange Thingsが終わると今日2回目のMC。彼女をの名を叫ぶ声に応えながら「みんなほんとに来てくれてどうもありがとう」TAKAKOさんは今回のツアーの準備に向け、一ヶ月以上ダンスリハーサルや腹筋など体を鍛えでいたそうだ。「・・・HIPHOPとかの曲に合わせてやってきたんだけど、最近DOUBLEの曲でも出来るってことに気が付いた」と、あっけらかんとした表情で話すTAKAKOさんに、一拍置いて会場から笑いが起こった。その反応に笑みを浮かべながら「それがこの曲!」

7.Party Time
そして始まった曲はParty Timeだった。なるほど。
再び登場してきたCRiBは黒のパンツに水色のトップでTAKAKOさんのように背中から伸びた水色の帯をシルバーのブレスレットに通しており、それが踊るとヒラヒラして綺麗だった。ヒップホップテイストのこの曲に合わせ、華麗に踊った。
曲が半ばになるとキーボードはハンディーに持ち替えベースと共にステージ中央でTAKAKOさんと陽気に絡んだ。「イエー!イエー!」。「セイ、ホー!」掛け声に呼応し会場も叫んだ。
曲が終わった瞬間、客席の天井でバーン音がして仕掛けてあった巨大なクラッカーが炸裂。盛り上がってズドーンという感じの演出は見事。紙テープや紙吹雪きがキラキラしながら舞って綺麗だった。

8.ABC
歓声と紙吹雪が舞う中次の曲へ。そろそろ半ステージも半ばを迎えたけどTAKAKOさんもCRiBもまだまだ余裕が感じられた。それどころかますますパワーが増してきているように見える。しかし、3人とも改めて見ると細い。いや、細いだけで無く引き締まっていてなんとも素敵。これだけのステージを見せてくれるのだからきっとトレーニングも半端じゃ無かったのだろうと思う。

9.Uh Huh
リズムが重圧で緊迫感があった。なので曲のセクシーさも増して引き込まれた。ダンスの中に昨年のツアーでも見られたステッキが登場しそれを使って演出するショーステージのような粋な演出を見せてくれた。この曲は歌に合わせて踊りもよりセクシーでどんどん引き込まれた。

その後3人は再び退場し、ここで暫くDJ KENTARO氏のDJ TIMEとなった。曲はCHICのLe Freak、Earth, Wind & FireのLet'Groove、The EmotionsのBest Of My Loveなど個人的には懐かしい70年、80年フリークな曲が続いた。実はこの選曲、次のステージに繋がっていた。

10.Somebody Else's Guy
この曲、何だろうって思った人も多かったのではないでしょうか。TAKAKOさんはゴージャスなゴールドのボディーコンシャスなドレスをまとい70,80年代風のファッションで登場し、JOCELYN BROWNの名曲を歌った。そう言えば、いつだったか雑誌でお気に入りの曲として挙げていた。
「それでは、ここからバンドのメンバーを紹介するから、みんな拍手で迎えてね!」曲の中でバンドメンバーの紹介が行われた。紹介を受け、各自が素晴らしいプレイで応えた。ターンテーブルをまわすDJ KENTAROは今年度のDMC世界チャンピオン。コーラスはこのツアーの為にロサンゼルスから来日したというAISIAとテレビでも見かけるMELODY SEXTON。この2人は素晴らしい声を披露してくれた。

「・・・Somebody Else's Guは昔の曲なんだけでど、一度歌ってみたかった曲です。今日みんなの前で歌えて嬉しく思います。それでは次の曲」

11.Let's Get Together. DOUBLE & HIRO from F.O.H
フロアから驚きの声。歌い出しと同時にふっとステージに登場したのはFOHのHIROだった。この曲の中の2人を演じるように、見つめ合い、右になり左になり、切ない想いを表現する2人。歌いながらTAKAKOさんのドレスのゴールドのスパンコールがブルーやレッドのライトに照らされキラキラ輝いて綺麗だった。そんな彼女の背中に優しく腕をまわすHIRO。最後は2人抱き合い、歓声に包まれながら曲が終わった。と、同時にお互い照れてしまい離すぐに離れてしまった。笑いと冷やかし混じりの大歓声に包まれた。「FOHのHIROに大きな拍手!」彼は英語で短い挨拶をしステージを後にした。

TAKAKOさんは後ろに置いてあったマイクスタンドを持ち出し持っていたマイクをセットした。「・・・さっき出てきたHeatsdalesは、全部の公演に出てる訳じゃないよ・・・次の曲は、Angel」

12.Angel
スタンドマイクを握り目を細め情感たっぷりに歌う姿はまさにAngel、と思ったのは俺だけでは無いと思います。繊細で力強い声に会場が包まれた。天井のミラーボールがゴールドやシルバーの光を撒き散らしていた。ステージの下からはブルーのライト、後ろからは輝くような光がさしゴールドのドレスがキラキラ輝いている。まさにAngelが歌う幻想的なステージだった。

「それではここからDJ KENTAROスペシャルです」Angelの後TAKAKOさんは退場しバンドのメンバーもそれぞでれの持ち場でしばし休憩。  「皆様は、この新しい音の世界をお楽しみ下さい」女性の声でこんな内容のアナウンスが流れDJ KENTAROのステージが始まった。
個人的にDJについては詳しくないのですが、彼のプレイは今まで聴いた事の無いような音使いとテクニックで聴いてる内に皆段々そのプレイに引き込まれていきました。一体どうやったらこんなプレイが出来るのか。そのうちバンドのメンバーも乗ってきて立ち上がって体を揺らし始めた。さすが世界チャンピオンのプレイ。最後は本人の声だろうか。KENTARO氏が身振り手振りしながらこんな台詞が流れた。

         「音楽は音楽だし壁なんて無い!」

そうだ!と言わんばかりに巻き起こる歓声。誰もが魅了される素晴らしいプレイだった。

13.Who's That Girl
DJ KENTAROへの熱い歓声の中、次の曲が始まった。TAKAKOさんはプロモーションビデオでも見られる赤紫の衣装でCRiBと共に登場してきた。曲の中でTAKAKOさんはシルバーの、CRiBは薄い赤紫の扇子を広げそれを使いながら華やかなステージを見せてくれた。

14.BED
やっぱりこの曲を待ってた人って多いんだなって思った。会場の雰囲気もがらりと変わって皆歓喜の声をあげた。古くからのファンにはこの曲はたまらないBED。思わず熱い想いが湧き上がってきた。

15.SHAKE
そしてBEDとくれば次はSHAKE。曲が始まると「わー」という歓声が爆発。DOUBLEを語る上でこの2曲は欠かせない。前回のツアーもそうだったけどこの2曲はヒット曲メドレーという感じに続けられた。よりHIPHOPライクな弾けるようTAKAKOさんのなラップ。掛け合いはコーラスと共に行いこの名曲を再現した。再び登場したCRiBはゴールドのトップに着替え、TAKAKOさんと共にあのSHAKE DANCEを見せてくれた。そう言えば、あのプロモーションビデオにはCRiBも登場している。

曲が終わると3人は退場し、ここから暫く再びバンドの演奏が行われた。その後再びDOUBLEとCRiBが登場してきた。衣装はシルバーの刺繍が入ったプラチナ色のロングコートにカウボーイハット。CRiBは黒のパンツにゴールドのトップ。

16.Driving ALL Night
そうそう、この曲を待ってました。「みんな最後の曲だから盛り上がってね!今日はみんな来てくれてありがとう!」曲の途中、TAKAKOさんより紹介を受け華麗に踊るCRiB。長いブレイズの髪を振り笑顔で踊るnatsuさんとtaeさんはても素敵だった。この曲で踊るCRiBのダンス、今まで見た彼女らのステージの中で一番印象に残った。

その後TAKAKOさんは「今日はどうもありがとう」と満面に笑顔を浮かべ、手を広げ客席にお辞儀をしてCRiBと共にステージを後にした。バンドの演奏はまだ続き、最後の曲に相応しい派手なエンディングをした後バンドメンバーも退場していった。そしてステージはここで終了。しかし、当然ながら誰も帰らず皆アンコールを待った。

5分程経った頃、曲が流れてきた。曲はStrange Things。ステージがブルーのライトで染まる中、バンドのメンバーがそれぞれの持ち場にスタンバイする。そして再び始まる派手な演奏。

17.You Got To .S-WORD PART2  再び登場したTAKAKOさん。今度は白いトップとパンツに頭にはつばに白いふわふわのファーが付いたサンバイザーを被っている。そしてS-WORDがラップをかましながら登場。黒のハンチングにサングラス。ジャケットは方袖だけ通し粋な格好で登場してきた。TAKAKOさんと呼応するS-WORDのラップ。可愛らしい衣装のTAKAKOさんとS-WORDの粋なステージだった。

You Got Toが終わると彼女は後ろから可愛らしい白いファーコートを持ち出して羽織った。そのコートのフードを被りマイクを握る彼女。バックでピアノが流れる中今日最後のMCを行った。「今日はほんとに皆さんありがとうございました」プロアを埋め尽くしたオーディエンスに再び感謝の言葉が述べられた。「…みんな盛り上がってくれた。凄い。今日はどうもありがとう。それでは最後の1曲を楽しんで下さい」バックで奏でられているピアノはそのま次の曲のイントロになった。いよいよ本当に最後の曲。

18.Kissing You
最後のステージ。右手にマイクを持ち右肘に左手を添え、ステージにたたずみながら彼女は今日最後の曲を歌った。着ている白いファーコートは、見ると透けるほど薄く白いふわふわのファーが本当に可愛らしい。この最後の曲、Kissing Youにとてもマッチしていた。TAKAKOさんが歌うKissing Youの優しい歌声に会場が包まれる。このとても優しい歌声がたまらない。

「どうもありがとう!」最後の曲が終わりバンドメンバーがステージの前に集まってきた。CRiBもTAKAKOさんに呼び込まれみんな横一列に並んで手を繋ぎ大きくお辞儀をした。「どうもありがとう!」みんな満面に笑みを浮かべている。出演者や陽気なバンドメンバー達は厚い拍手が捧げられながらステージを後にした。会場から「メロディー!」と呼びかけられ陽気に手を振るMELODY SEXTON。みんなステージを去るのを惜しむように去って行った。

人が引けるのを待っていると、会場2階席に注目が集まっているのに気が付いた。見ると2階最前列にDOUBLEの活動を語る上で欠かせない今井了介氏、RYUさん、VERBAL氏の姿が見えた。ファンの呼びかけに笑顔で手を振る今井さん。離れている所からでも3人共今日のステージにとても満足している様子が伺えた。

今回初の大箱ツアーでもある"LIVE VISION"は、聴くだけのR&BやHIPHOPだけでは無く、観ることでしか味わえないHIPHOPダンスも前面にfeatしながら素晴らしいバンドやゲスト、世界一のDJも交え改めて音楽を視覚で楽しむことの素晴らしさを教えてくれた。それから今回もダンサーとして加わったCRiBは2名なわけですが、2人だけであれだけのパフォーマンスを見せてくれた彼女らにはダンサーの底力を見せられた気がします。  決して海外アーティストのステージにも引けを取ってない素晴らしいステージでした。今回このツアーステージを観れたことを一音楽ファンとして、とても幸せに思います。

− 以上 −